NPO法人 古館まちづくりの会
こどもの居場所づくり 事業詳細ページ – NPO法人古館まちづくりの会

こどもの居場所づくり事業

事業の詳細

取組みの背景

 古館地区では、転入者が比較的多く、人口増の傾向が続いている。そのような中で、子育て世代は共働きが多く、日中、大人の同居家族がいない場合も多い。放課後子どもが、地域で遊ぶ場や学ぶ場について、多くの需要がある。
このようなことから、子育てに関する不安についても気軽に話せる近所・地域づくりの機会となり、地域の見守りの中で養われる子どもの社会性を伸ばしていく機会となるよう、子育て世代への支援として、子どもの居場所を増やしていく取り組みを進める。あわせて、地域の中で育つ子どもと支える大人たちの関係づくりを進め、孤立しがちな家庭の相談・支援機能も備える。

事業の対象

・古館に住む小学生、中学生、保護者、地域住民

主な活動

①地域密着型学童保育施設の運営
・研修を行いスタッフのスキルアップを図ると同時に、新しいスタッフを充足してゆく。
・保護者懇談会を行い、連携に努め、1年間の保育内容の充実を図る。
・学習サポートと連携しながら、施設の有効活用を図る。

②放課後学習サポート事業(スイッチクラブ)
・小学校4年生から6年生を対象とし、毎週金曜日放課後、定員20名で実施する。
・中学生が参加できやすい、場所、時間等を検討する。
・これまで、古館地区教振で行っていた長期休業中の学習サポート事業と連携する。

③子どもSOSダイヤルの開設
・学童保育施設を利用していない、在宅児童・生徒の安心安全を図る。
・災害等の緊急事態に限らず日常的な困りごと、悩み事の相談ができる窓口開設に努力する。

④子供会活動支援:古館地区教振・学校運営組織との連携事業
・古館地区教振・学校運営組織の組織再編に伴い、「こどもを見守る町づくり委員会(こみまち)」の再構築と、古館まちづくりの会との関係を検討する。
・子供会活動支援を継続する。

⑤子ども食堂開設支援
・開設希望者をつなぎ、実現の可能性を図る。

活動の場所

・古館ヤンチャークラブの施設、古館公民館、その他

活動の展望、期待

1地域密着型の小規模学童保育
・住民が希望をもって住み続けたいと思える地域づくり、地域の子どもたちの育ちを支援していく仕組みづくりへとつながっていくことを期待。
・コロナウイルスの感染状況を見ながら保護者や地域の協力者の連携を強め、子育て世帯と地域住民との関係ができ、世帯の孤立化を防ぎ、相互の生きがいとなる場所や支え合う仕組みができることを期待する。
2放課後の学習サポート
・学童クラブに通所しない、小学校4年生以上の子供たちの居場
所を作る。
・子供たちの自主学習を支援する。
・放課後の時間帯を安心して過ごせる場所を提供する。
・中学生については部活動等時間的制限があるので、ヤンチャー
クラブの施設を利用して、夜間の学習サポートや、困っているこ
どもや保護者が気軽に相談できる場を提供する。
3子どもSOSダイヤルの開設
・緊急事態のみの利用でなく、日常的な子育て・教育の悩み事を相談できる窓口として活用できるよう期待する。
4古館小学校、紫波第一中学校、各PTA、古館教育振興実践協議会などの活動を支援し、地域との交流を深める。
5将来的に子ども食堂なども運営し、孤立しがちな一人親世帯の支援を行う。
6地域住民との体験を通して小中学生が社会性を身に付け健やかに成長することを支援し協力し合うまちづくりを目指し、次の効果を期待します。
みんなの茶の間(異世代交流事業と連携し、関わりを持った住民の生きがいづくりにつなげる。

今年度の計画・日程

1 地域密着型の小規模学童保育所の運営
・場所 JA岩手中央古館支所の建物(会議室、米倉)、農業
体験畑地
・内容 子どもの遊び場・学習サポート・各種体験を行う。
・利用児童数  募集定員30名、応募者43名、利用者42名
でスタート。
・施設設備の整備、コロナウイルス感染防止対策、1週間及び年間の保育日程、行事予定の構築を模索し、安定した運営を目指す。
 ・学童保育指導員や防火管理者の養成を行う。
 ・農作業など地域のサポーターを募集する。
2 小規模学童保育所や古館公民館を会場に、下校後の小学校児童へ元教員等による学習サポート活動を実施。サポート予定児童数10人。
・募集期間 コロナ蔓延のため6月以降開設予定
・場 所  古館公民館 第2会議室および和室
・募集定員 20名

3 子どもSOSダイヤルの開設
・夏休みを目標に、詳細を検討し募集する。

4 子ども食堂開設支援
  子ども食堂開設希望者をつなぎ、話し合いの場所を設ける。

5 コミュニティスクール(CS)の設立に伴う古館地区教振の再編成を見守り、対応を考える。また「古館まちづくりの会」と「こみまち」の位置付けを検討する。
「こみまち」構成員の高齢化にともなって、再構築の支援も必要と考える。
「親方之市」など子供たちの企画によるイベント実施(新型コロナ感染拡大のために今年度中止)

今年度の活動状況

1 地域密着型の小規模学童保育所「古館ヤンチャ―クラブ」の運営
・令和4年4月1日 開所式
・場所:JAいわて中央古館ATM敷地内の建物2F(会議室)
及び元倉庫、農業体験畑池
・利用児童数:4月(31名)  5月(25名)  6月(25名)
7月(36名)  8月(39名) 9月(26名)
 ・開所日数 :4月(25日)   5月(23日)  6月(26日)
        7月(25日)  8月(25日)  9月(24日)
 ・行事等: 開所式、交通安全教室、輪投げ大会、学習サポ
ート、避難訓練、農作業、防災教室、風船で遊ぼ
う、防災学習、体操教室、お買い物体験、歴史・
自然探索、洞窟探検、料理教室、レッツダンス、 
・放課後児童支援員養成講座 7/3.4,10/4.5 8名参加
  ・防火管理責任者講習会 6/23・24 昆野参加
  ・スタッフの体制:平日放課後 3名
 土曜日 午前午後各2名
          長期休暇及び代休等 午前午後各3~4名
 ・スタッフ会議: 4月 2回、 5月 3回、 6月 2回、7~9月 各1回

2 元教員等による学習サポート事業
  ・古館ヤンチャ―クラブにて毎週木曜日実施
  ・古館公民館にて4~6年生に募集「スイッチクラブ」
    9/2(金)より毎週金曜日実施 計7回
    登録児童数:18名
    スタッフ:4名

3 夏休みの子どもSOSダイヤル
  ・登録児童:5名
  ・今まで目立った活動はなし

4 子ども食堂開設支援
  ・実績なし

添付データ

ヤンチャ―畑で保育園との交流
(古館ヤンチャークラブ)

学習サポート
(スイッチクラブ)

防災キャンプでタープ張り
(古館ヤンチャ―クラブ)

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